新型コロナウイルス感染症の猛威の中でも、心の健康を保つためにできること

新型コロナウイルス感染症拡大による深刻な事態に、毎日不安を感じている方も多いと思います。感染症自体への不安、経済的な不安、そして先の見えない今後に対する不安など、不安要素を挙げるときりがないほどです。生活環境が変化し、誰にとってもストレスの多い状況であることは間違いないと思います。

世界中が不安に包まれる中ですが、心の健康を保つためには不安に飲み込まれないように注意しなければなりません。現実を知り、感染拡大防止のために今できる最大限の努力をすると同時に、目の前にある幸せに目を向けることも大切だと思います。

そこで、このような環境下で推奨されているストレス対処法について調べてみました。今回は米疾病予防管理センター(CDC)によるストレス対処法をもとにいくつかご紹介し、内容を掘り下げたいと思います。



目次

新型コロナウイルス関連のニュースから少し離れてみる

SNSを含め、あまりに多くの情報が流れています。噂など不正確な情報もたくさん含まれています。知らないことが不安を高める場合もあるので、正確な情報を取得し現実を知ることは大事だと思います。

しかし、恐怖心や不安感を増大させないためにはニュースに触れる時間を最小限にし、情報を得る際には最新の正しい情報を得ることが重要になってきます。多すぎる情報に振り回されないように注意しましょう。

自分自身のケアをする

具体的には
・深呼吸、ストレッチ、瞑想をする
・健康的でバランスのとれた食事をとる
・定期的な運動をし、十分な睡眠をとる
・アルコールや薬物を避ける

どれも当たり前のことかもしれませんが、瞑想はあまり馴染みがない方も多いのはないでしょうか。瞑想について様々な研究もなされていて、科学的にも効果があると推奨されています。運動も兼ねてヨガなどを始めるのも良いかもしれません。

リラックスする時間をつくる

自分自身が楽しめることをしましょう。外出自粛中でも自宅で楽しめることはたくさんあります。読書、映画や音楽鑑賞、手芸や料理など、普段は忙しくてできなかったことができる機会にもなると思います。自宅のベランダや庭に出て太陽の光を浴びる時間をつくるのも良いかもしれません。

好きなアロマを焚いて、お気に入りのお菓子とお茶を楽しむ時間をつくるのも良いですね。

他者とつながる

このような状況下でストレスを感じるのは自然な反応だと思います。同じように不安を感じている人はたくさんいるはずです。信頼できる人に、心配事や感じていることを話してみてください。会えなくても、電話やLINEなどを使って家族や友達と話す時間を持つだけでも心が軽くなるかもしれません。1人で抱え込まないでください。

編集後記

不安を感じることは決して悪いことばかりではなく、不安を感じるからこそあらゆる事態を想定し、必要な備えをすることに繋がります。 まだまだ終息の気配はなく、先が見えません。長期化する可能性も念頭に置いた上で、今できることや今ある幸せに目を向けることをいつも忘れずに過ごしていきたいと思います。友人家族を大切に、日々楽しく元気に過ごしていきましょう。