新型コロナウイルス感染予防のためのソーシャルディスタンス(社会的距離)とは?
世界中で新型コロナウイルスによる感染が拡大しています。日本国内では3つの密、換気の悪い「密閉」空間、多数が集まる「密集」場所、間近で会話や発声をする「密接」場面を避けるよう注意喚起されていますが、海外ではソーシャルディスタンシングという言葉が話題になっています。
日本語では、社会的距離または社会距離戦略と訳すのがいいのではないかと思います。つまり、人と人との距離をとることにより感染防止を図る措置です。
国によって細かい点での違いはありますが、具体的にどのような行動をとるべきか、オーストラリア連邦保健省のウェブサイトを参考にいくつかまとめてみました。
目次
公の場で
・他の人と1.5mの距離を保つ
・握手やハグ、キスなどの挨拶を避ける
・現金ではなく非接触決済(電子マネーやスマホ決済など)を利用する
・人ゴミを避け、人が少ない時間に移動する
家庭で
※現在オーストラリアではすべての国民に、食料品の買い物や運動、通院、通勤などを除き、自宅での待機を強く要請しています。
・公園など公共の場での運動は2人以下で行う
・自宅への来客を最小限にする、
・家族に体調不良者がいる場合、高リスクの人はできればその間生活可能な別の場所を見つける
職場で
・可能な限り在宅勤務をする
・挨拶での握手をやめる
・不要不急の会議の中止を検討する
・会議が必要な場合はビデオ会議や電話で行うか、屋外で行う
・休憩室ではなく自分の机や屋外で食事をとる
・仕事場での食べものの取り扱いやシェアを制限する
学校で
・他クラスや他学年を交えての活動をしない
・集会を中止する
・可能であれば屋外で授業を行う
・給食に関わるスタッフやその近しい接触者の厳格な衛生管理を徹底する
詳細情報
出典 | オーストラリア連邦保健省 |
URL | https://www.health.gov.au/news/ |
編集後記
外出自粛要請や外出禁止令、都市封鎖など、それぞれの状況や国によって講じられる措置が異なります。しかし、同じウイルスとたたかっていることに違いはありません。個々人ができる限りの対策をするために、国内外問わず必要な情報を得ながら感染拡大を防いでいきましょう。